女性防災ボランティア《防災訓練/救護班レポート》

5月31日(土)8:00〜10:00《防災会防災訓練》

  1. 自分や家族、近所に助けが必要ならそれが最優先!
  2. 安全が確認されたら、「災害発生時行動マニュアル用紙」をチエックし、必要な携帯品、服装で3号公園防災倉庫前に集合。
  3. 自宅から集合場所までの危険箇所等報告/「地区別地図」に記入
  4. 3号公園、防災倉庫前に救援・救護拠点の立ち上げ、拠点に必要なものを点検、準備

災害時は3号公園の防災倉庫前は「災害時の救護拠点」となります。拠点には怪我の治療を求めてくる人、不安で誰かと一緒にいたい人など、さまざまな人が集まってくる場所ともなります。災害時を想定して「拠点に残る班」「出動する班」にグループ分けをしました。
見学者の方からも、いろいろな質問などがあり、災害が起きれば普段当たり前に出来ていたことが出来なくなるなどの話をさせていただきました。

シナリオ内容〇丁目〇〇地区:〇〇様が2階寝室でタンスに挟まれ動けない。足が骨折したみたいで自力では抜け出せず玄関も開けられないのでリビングの窓を割って助けに来てほしい。家族は妻がいるが1階の部屋で声も聞こえず安否は分からない。

出動班(現場での救護活動)

想定されたシナリオをもとにした救護活動

今回は集会所を現場と想定しチームを組んで救出班と共に現場へ。

想定されたシナリオから考えられるのは、まず先に対応しなければならないのは、安否がわからない奥さんの方です。ご主人は声が出せて救助を要請は、即命に関わる状態ではなく、同じ家にいながら声も聞こえないと言うのは声が出せない状況と考えなければならないケースだからです。幸い奥さんはすでに外の安全な場所に避難し、携帯を持っていなかったので連絡が出来なかったと判明。タンスに挟まれ身動きでず足を骨折しているご主人の救出救護活動を救出班と共に行いました。

骨折は骨折部位の上下の関節まで副木で固定し、動かないようにしなければなりません。今回は足の骨折なので、かなり長い副木が必要。傘2本を副木として利用しました。

三角巾で副木がずれないようしっかり固定をし、手当てを終えた後は救出班の方達が簡易担架で1階まで運んでくださいました。
手当する人、運ぶ人、そして怪我人役の方、皆さんお疲れ様でした!

拠点班(拠点での救護活動)

見学者の方々も交え怪我人の応急手当て訓練

4つの怪我のケースを想定して、応急手当ての実技をしました。見学者の方々にも参加いただき、自分たちで災害時を想定した手当てを行いました。包帯の代わりに扱いやすいサランラップを使ったりと臨機応変に対応しました。

皆さん真剣でした!

下記の想定で応急手当ての訓練をしました。

  • 1階台所で料理中出火し消火をしたが消えない。また消火中に腕に軽いやけどを負い、処置もしてほしい。
  • 家から避難しようとしたところ倒れてきた物につまずき、足首捻挫。窓ガラスが割れ、破片が当たり深くはないが左上腕部に出血がみられる。
  • 地震の揺れで、腰をうったようで立ち上がれない。余震が来ても動けない、一刻も早く家から避難したい。
  • 地震により、落下物が左前腕部を直撃、骨折が疑われる。また、深くはないが頭頂部出血。

大規模地震が起きれば電気・水道・ガス・電話などライフラインが止まり、普段当たり前にできていたことができなくなります。たとえば、怪我の手当ては、傷口をまず水で洗い流すことが基本ですが水道が止まった災害時ではそれすら出来ません。そんな「災害時の応急処置のポイント」を書いた物を見学者の皆様にお渡しして、今日の訓練は終了しました。

女性防災ボランティア
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女性防災ボランティアは災害発生時は西千代ヶ丘自主防災会の《救護班》として、発災後は地域の人々の生活支援や予防観点での心のケアを目的として活動している西千代ヶ丘の女性たちで作っているボランティア団体です。

「女性防災ボランティア」のページには活動の様子や、災害時に役立つ生活の知恵などを紹介しています。

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